アニメ「中二病でも恋がしたい!」

dアニメで「中二病でも恋がしたい!」を見ました。

私は読書が趣味なのですが、世間では高評価の作品でも、主人公があまりにひどいキャラ設定だと、読む気を無くして低評価にしてしまうことがあります。
そういうキャラには、頭が悪いのに周りの意見を聞かず、そのくせ周りに迷惑をかけるという共通点があるなぁとだんだんと気づいてきたのですが、1期の第8話での六花がまさにそういうキャラとして描かれます。
他に例を挙げると、アニメだと「琴浦さん」に、小説であれば映画化もされたヒット作「流浪の月」にも同じ不快感を感じたことがあります。

「流浪の月」凪良ゆう (Kindle)

「中二病でも恋がしたい!」8話の六花の言動が目に余る痛さ。父親の死という理由があるにせよ、六花があそこまで現実逃避し、自分の都合のいいようにしか振る舞わず、周りに迷惑や心配をかけ続けること数年となれば、親族としてはこれはもう病気だという態度で接するしかないだろうなと同情しました。
かわいいキャラクターに誤魔化されて、世間に六花のような言動がアリだと認知されたらと考えると不気味に感じ、それが不快で続きを見るのをやめようかとも思いましたが、その不快感は8話だけのように思いました。9話以降、恋愛感情や中二病卒業も絡めたストーリーで六花の葛藤が描かれ、再び視聴者として見守れるようなストーリーに戻りました。そして六花の周囲の人間は相変わらず良いキャラクターたちなので安心して楽しむことができました。むしろ、六花以外のキャラクターの魅力がこのアニメの魅力と言っていいぐらいだと思います。

あと、いつも通り、京アニの作画や動画は素晴らしいです。キャラクターデザインも背景もとてもいいし、声優さんの演技もすごくキャラにマッチしています。

ということで、私にとって「中二病でも恋がしたい!」は、8話が鬼門でしたが、それを越えれば総じて良いアニメでした。2期もあるので見てみようと思います。

追記:2期最終話まで見た感想。最後まで六花は周囲に自分の非現実さを許してくれる理解者たちに頼りっきりで成長が感じられません。一方で六花以外のキャラはみんな自立できている。この対比が残酷だなぁという印象が最後まで続きました。彼らが高校、大学、就職と時間が経った時に、六花以外のキャラは社会とうまく折り合いをつけながら生きていく姿が想像できるけど、もし周囲の理解者たちが六花の庇護社でい続けられなくなった時に六花はどうなるんだろうと心配になりました。